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舞台鑑賞と日常のおぼえがき


by unekocan

KMA BasicⅠ 第1回、2回講義

今日から3ヶ月、KMAのBasicⅠコースが始まりました。
講義4回、実習7回、全11回です。
講義テキストは8項目で、1日の中で2回分進みます。今日の内容は
第1回 オリエンテーションとプログラムの紹介
第2回 マクロビオティック標準食Ⅰ
担当は大鹿先生です。担当講師は同じ期間中でも曜日によって違い、木曜日昼コースでは天野先生のクラスはありません。パトリシオ先生は最終回、中島デコ先生は2回。主に大鹿先生と原先生にお世話になります。
座席は実習の回も含めて毎回自由だそうです。
最初に事務局の望月さんから簡単な説明があり、久司先生についての説明と久司先生からのメッセージのビデオを見ました。
ビデオの中で、マクロビオティックを実践しているアメリカ人やアメリカでマクロビオティックを始めた日本人のインタビューがありました。よく、NHKスペシャルの医学関係の番組で、患者さんのインタビューがありますが、あんなイメージです。映像と音声で伝えられると「マクロビオティックには健康状態を改善する効果がある」ということが、本を読むよりも印象付けられますね。アメリカ人はボディランゲージなども上手だし、編集もされているので、小淵沢の公開カウンセリングを見たときよりも凝縮して伝わってきた気がしました。
久司先生のメッセージで「世界に愛を伝えていきましょう」とありました。昨年の終わりごろF.Eを飲み始めてから、F.Eのメッセージにも出てくるし、クリスマスイベントでもらったカードもそんな内容でした。マクロビオティックを勉強しているのは自分の状態を整えるためで、世界がどう、とかあまり考えていなかったのですが、最終的には何のために生きているのか、ということに至るんですよねえ。今年のテーマなのだと思います。



それから自己紹介、40人分の。
きっかけや目的はそれぞれですが、真剣に学びたいという気が感じられます。
出産・育児、自分や家族の病気がマクロビオティックを始めるきっかけになった人が多いようです。首都圏でも少し東京から離れたところの人からは、地域でマクロビオティックを広めたいというコメントが結構あり、感心しました。
大鹿先生がマクロビオティックを始めたきっかけは、十数年前に働いていた英会話学校で、マクロビオティックと合気道を学びに来日していたカナダ人女性講師に出会ったことだったそうです。
その後休憩をしながら用意されたお昼ご飯をいただきました。
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メニューは、この後の実習で作る料理と、我やさんからデリバリーされたおかず。パトリシオ先生から「レストランの料理も体験して欲しい」というアイディアだそうです。私は東京に住んでいるし、平日休みの日もあって自由にいろいろなところに行くことができますが、地方の人や小さな子供がいる人にはいい機会ですよね。でも、30分でこの量を完食するのは無理。他の方のブログで量と時間は知っていたので、我やさんのお料理(もちきびと野菜のハンバーグと根菜のs素揚げ、野菜味噌)とデザートは最初から持ち帰るつもりでいました。

大鹿先生の講義は、テキストにはない、マクロビオティックの歴史から始まりました。安藤昌益と、水野南北も、大学入試の日本史記述問題対策で勉強したことを思い出しました。最近、西邨まゆみさんの本でかなり分かりやすい歴史の説明を読んでいましたが、耳から聴くと一層入ってきます。
桜沢先生の言葉「理論無き実践は危険」「実践無き理論は無用」。これまで、料理教室は多く合ったけれども、日本では理論の教育が弱い傾向があるそうです。アマゾンのレビューなどでも「陰陽に触れていないから良い」というコメントを見ますが、いたずらに難しい言葉を使う必要ないけれど、読む側が理論を「難しい」として遠ざけている面もあるのだと思います。
私がBasicⅠで勉強したいと思ったのは、マクロビオティックが目指しているものを掴みたかったから、なので、こういう話を聴くことができるのは嬉しいです。
大鹿先生は、BasicⅠでは基本をしっかり実につけること、基本があれば応用して遊ぶこともできるし、間違ったときには修正ができるとおっしゃっていました。
3ヵ月後、今とは違うものが見えるようになっているだろうと思うと、楽しみです。
by unekocan | 2006-01-12 21:40 | マクロビオティックを学ぶ