人気ブログランキング | 話題のタグを見る

舞台鑑賞と日常のおぼえがき


by unekocan

バックグラウンド

くろうさは、ほぼ普通の速さで歩けるようになりました。でも、まだ痛いそうです。
3週間ぶりに、いっしょに東京駅のジェノエスク・ベーグルで朝食をとりました。今月のマンスリーベーグルはよもぎ・プルーンですけれど、あまりよもぎの香りは感じませんでした。
午後は青山でe-womanの「赤毛のアンの英語講座」です。



ハナダ・ロッソにお昼を食べに行ったら、花田美奈子さんが雑誌の編集者らしい若い女性と打ち合わせをされていました。その女性が帰られてからも原稿の校正について、携帯電話で話していたり、お店のスタッフと経理の話をされていたりしました。お客さんが少ない日や時間に、客席で仕事していることって他のお店でもありますけれど、花田さんは存在感が大きい方なので(銀座ソニービルの「マキシム」などをプロデュース、今はマクロビオティックレストランの監修など。まあ、結構有名な方です)、なんだか気になりました。
会場に向うときに、一つ手前の道を曲がったらMadu青山店を発見。時間がないので、帰りによることに。

今日の講座は第8章「アンの教育」。グリーンゲイブルズに引き取られることになったアンが、「主の祈り」を暗記したり、ダイアナの話題が出てきたり、という章です。
ここで、「子供達を祝福するキリスト」というリトグラフを見たアンの感想があります。絵の中で、他の子供達から離れて立っている青い服の少女に自分を重ねたアンは、「この子は一人ぼっちで、お父さんもお母さんもきっといないのよ。でも自分も祝福して欲しくて、こっそり近づいていくの。イエス様以外には誰にも気づかれないといい、と思いながら」と言います。それって、なんだかグリザベラみたいですよね。昨日の「エビータ」もキリスト教の色を強く感じましたが、直接にキリスト教信仰がテーマではなくても、欧米の人たちにとってはやはりバックグラウンドとして、影響は必ず出て来るものなのだなあと改めて思いました。
「アン」のキリスト教は、長老教会派です。「ハイジ」の作者、ヨハンナ・スピリも長老教会派というかカルヴァン派(カルヴァンはスイスの人です)だそうです。「ハイジ」のテーマの一つに、アルムおじさんの「放蕩息子の帰還」というのがありますよね。そして、人間の愛(神の愛は人間の愛を介して現れます)を避けるように生きてきた初老の人が、神の子を与えられて成熟した人格に成長するというモチーフは「アン」と「ハイジ」に共通しています。
ところで、5月5日、愛知県の「ある場所」でプリンスエドワード島の「赤毛のアン」ミュージカルが観られるかも知れないそうです。まだオフレコらしいのですけれど。私は行く予定はないのですけれど、四季の「赤毛のアン」の元になった舞台を観るチャンスになりますね。

帰りにMadoによって、吉祥寺・オーガニックベースで使っているのと同じ木の小皿を買い、それからナチュラルハウスでくろうさのための苺(熊本・田代さんの苺、品種はとよのかだそうです)を買い、あまりにも立派なのでついカブも買ってしまいました。
by unekocan | 2005-03-12 21:36 | 日常