舞台鑑賞と日常のおぼえがき


by unekocan

カテゴリ:本( 5 )

「しゃばけ」畠中恵

日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。ずいぶん前に雑誌の書籍紹介で見た記憶があります。ファンタジーノベル大賞作品は「後宮小説」「バガージマヌパナス」が印象に残っています。これは大賞、ではないんですけれど、今月、シリーズ2作目が新潮文庫から出ていて車内吊で見たのがきっかけで、2作続けて読みました。

江戸の廻船問屋・長崎屋の若旦那は利発で見目も良いが、体が弱く何かというと寝付いてしまう。本人の病のための薬の仕入れから始めた薬種問屋をまかされてはいるが、実際に店を回しているのは子供のころからの兄やでもあった佐助、仁吉をはじめとする手代たち。ところが、若旦那は「妖」を見ることができ、佐助、仁吉も実は力のある妖怪で、若旦那のまわりには付喪神や小鬼がいっぱい。
ある夜、こっそり外出した若旦那は、鈴彦姫という付喪神と一緒に、偶然人殺しに行き会うことになる。

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by unekocan | 2005-12-14 15:04 |
神谷町オープンテラスで読みました。
奈良美智さんのイラストで、装丁も凝っていて、おまけに日英対訳という豪華な本です。

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by unekocan | 2005-08-31 15:48 |

夕凪の街桜の国

こうの史代さんの「夕凪の街桜の国」
のこと、以前にも少し書いたのですが、今日手に入れました。
品川アトレの前に、いつも雑誌や漫画を並べて売っている場所があるのですが、通り過ぎようとしたときに、ふと見たことがある色合いの表紙に目が留まった。
電車の車内吊広告で見た「夕凪の街桜の国」でした。
この道端の雑誌売りって、ホームレスの人たちが電車の網棚なんかから集めてきた雑誌を売っているらしいです。値段は1冊100円。これにお金を出すのがいいことなのか、どうか、分かりませんが・・・
これから読みます。
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by unekocan | 2005-01-28 19:26 |

ていねいに

いまさらですが、私はよく言えばやることが手早く、反面粗忽です。親にも「雑」と言われてきましたし、繊細さが要求される前職では苦労しました。でも、本やマニュアルを読んで理解する早さと、一通りのことを器用にこなすことができます。
ただ、最近、料理中に道具を落としたり、大きな音を立てがちなところが自分でも気になってきました。以前、外食するときに、素材にこだわっているといようなことも大事だけれど、私のために丁寧に作られたと思えるものを食べたい、と書きましたけれど、それは自分が作るときも同じ。特に外出から帰ってすぐ台所に立つようなときには呼吸を整えるようにはしているのですが。
フロアバレエの後、パルコのリブロブックセンターに寄ったら、雑誌に「佐藤初女さんの台所」
という特集が出ていました。初女さんは1921年生まれ、弘前市郊外の「森のイスキア」で訪れる人を迎え入れ、元気付けて送り出す、という活動をしている方です。初女さんを知ったのは田口ランディさんの「ハーモニーの幸せ」というエッセー集で。それが昨年の秋ごろで、それから続けていろいろな雑誌やサイトで目にすることがありました。よく紹介されている初女さんの言葉に「お米が息ができるように」「野菜が痛くないように切ってさしあげる」というものがあるのですが、今日読んだ特集にも同じ言葉が書いてありました。それは、材料を「モノ」として扱うのではなくて、いのちをいただいている、という気持ちなのだと思います。
気になりついでに宮迫千鶴さんと初女さんの対談「森のイスキアで話したこと」を買いました。初女さんはカトリックで、宮迫さんも広島のカトリック系女子高に通った人ですが、対談は日本文化の中でカトリックという西洋の男性論理の教育を受けた女性の生き方や、女性性(アニマ、エロス)ということに触れています。料理に直接関係する話題は一部だったけれど、その背景にある生きる姿勢について読むことができたので、かえってよかったと思います。
対談の中の文脈では、自然食や玄米菜食などについては「頭から入った料理はおいしくない」と2人とも否定的でした。私も、その人たちのルールと違うものを「邪食」とするような考え方はイヤだなあと思います。しかし、それはそういう方向から入った自然食がヘンなのであって、だから自然食全部が意味がないとか間違っている、ということではないと思います。まあ、こういうことは突き詰めようとすると、ついつい「何のために」ということを忘れて正しい、間違っている、という「頭」になちがちなので、おいしい、たのしい、きもちがよい、という「からだ」の感性を中心にしているくらいで、特に女性はちょうどいいのかもしれません。

リブロには、アンデルセン生誕200年記念のポストカード・レターセット、それからデンマーク大使館発行の雑誌もありました。
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by unekocan | 2005-01-23 23:47 |

旅のお供に

今日の夕方、空港宅配便でスーツケースを出すので昨夜荷造りは終わりました。
何につけても私にとって本は必需品。普段でもお風呂、お茶には本がないと落着きません。お行儀が悪いと思いながらひとりの食事のときもつい本を開いてしまうことがあります。
テニスやマリンスポーツをがんがんするタイプではないので、リゾートにももちろん本のお供が必要です。で、スーツケースにはペーパーバック2冊を入れました。"Hawl's Moving Casstle"とえーとタイトルを忘れましたが「離婚した女性がリセットのためにニューエイジ系ヒーリングめぐりをするお話」(「離婚した」を除けは小栗左多里「こんな私も修行したい精神道入門」に似ているかも)です。
飛行機の中で読む和書は明日渋谷で買おうと思っています。
ジーン・アウルケーブ・ベアの一族 (上)エイラ-地上の旅人 (1)
が今キャンペーン価格で安いのですが(本でもキャンペーン価格ってあるのですね)、上下巻だし、単行本だし・・・手持ちだから文庫がいいなあ。
「ケープ・コッドの一族」は以前「大地の子エイラ」というタイトルだったものの改訳だそうです。
クロマニョン人の少女が地震で家族を失い、ネアンデルタール人のシャーマンに助けられます。ネアンデルタール人が従来言われてきたような類人猿に近い存在ではなく、宗教儀礼などを独自の文化をもった「人」であること、しかし現在の人類の直接の祖先であるクロマニョン人とは異なる容姿と価値観を持ち、お互いを「人ではない、汚らわしい存在」と見ていることなど、フィクションながら面白い内容だったことを覚えています。「生命の営み」という意味と、主人公が受ける差別というネガティブな意味での、性的なことへの言及も多いので、児童書という位置付けには疑問もあったのですが、新訳版は一般書となっています。

今のところ候補は「麦ふみクーンツ」「村田エンディミオン滞土録」あたりかな。結局まだ呼んでいない「アースシーの風」でも。あ、みんなハードカバーだわ。
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by unekocan | 2005-01-08 11:38 |